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原子力発祥の地・東海村

東海村は、県都・水戸市の北東約15キロメートルに位置し、人口約38,000人、面積38㎢の村です。

 

全国の村では、沖縄県中頭郡読谷村に次いで2番目に人口が多く、人口密度も４番目に高いという特色があります。

 

東京まで約140kmで、高速バスの運行、JR常磐線や常磐自動車道などの交通網で結ばれています。

 

アメリカ・アイダホフォールズ市と国際親善姉妹都市で、東海村の子どもたちがアメリカでホームステイを体験したり、東海村の家族がホストファミリーとしてアメリカの学生等を受け入れたりと、国際交流も盛んです。

 

 

東海村の土地の特徴

東海村は、年間を通じて温暖な気候に恵まれており、東に太平洋、北に久慈川、南と真崎浦、細浦などは美しい水田地帯になっています。

 

一方、台地は洪積層で、畑地と平地林が広がり、東へ緩やかに傾斜したその先端が砂丘となっていて、砂丘は現在、防砂林として活用されているほか、日本原子力研究開発機構、日本原子力発電株式会社などの敷地となっています。

東海村と原子力の歩み

第二次大戦後、原子力の平和利用が国際的に注目されるなか、日本原子力研究所（原研）が1955年に発足。神奈川県横須賀市武山、群馬県高崎市同岩鼻村（現・高崎市）、水戸市付近が研究所の建設候補地に選定されました。

そのなかで水戸市に近い東海村は、海に面した広大な林有し、水利の便がよく、条件がそろっていた為、建設地が東海村に決まりました。

 

決定後は施設建設が進められ、1957年7月に原研の東海研究所を設置し、翌8月に臨界実験に成功。日本で初めて「原子の火」が灯り、「日本の原子力発祥の地」となりました。1963年10月26日には原子力発電の試験に成功。これを記念し、この日は「原子力の日」に定められました。

 

1966年に日本初の商業用原発である東海発電所の営業運転を開始。1978年には日本初の大型原発・東海第二発電所も稼働しました。

道路整備や街づくりは原子力施設を中心に進められ、昭和40年代には原子力災害時の避難路として、海沿いの国道245号と内陸の国道6号を結ぶ「原電通り」「原研通り」「動燃通り」が設置されました。

 

昭和50年代を中心に、多くの原子力関連企業や施設が進出。海沿いの立地は飽和し、隣の那珂市（なかし）にまで施設が並び、原子力について学べる普及・啓発施設も開館しました。

 

2001年には東海発電所が日本初の商業用原発廃止措置に着手。廃炉研究・技術においても、新たな挑戦に取り組んでいます。

また、2008年に供用を開始した大強度陽子加速器施設「J-PARC」では素粒子・原子物理学、物質・生命科学など、幅広い分野で最先端の研究が行われています。

東海村のゴミ処理ルール

東海村では、「燃えるごみ」「燃えないごみ」をそれぞれ指定袋に入れ、ペットボトルやビン、電池、古紙類は資源物ステーションに出して処分します。

 

粗大ごみは、縦＋横＋高さの合計が3m未満かつ50kg以下のものは、「粗大ごみ処理券」を貼り、ごみ集積場に出すことが出来ます。その大きさ・重さを超えるものは直接「東海クリーンセンター」または「東海村清掃センター」に持ち込んで処分します。

 

区分	重量	金額	備考
家庭系一般廃棄物 （資源物を除く）	50kgを超え60kg以下	300円
	60kgを超える10kgにつき	50円	10kg未満の端数は、 10kgに切り上げて計算する

 

ごみ袋に入れて持ち込む場合は、「透明または半透明の袋」を使用します。

ごみが1トン以上出る場合は、7日前までにセンターへの届出が必要です。

東海村の対応エリア

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