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生前整理でやること 1

 

生前整理でやる事は、大きく分けて5つあります。

 

① 相続対策の検討と遺言書の作成
万が一の際、家族に相続税が発生する可能性が少しでもあれば、生前贈与という方法も選択肢に入れたうえで相続税対策を検討します
財産や相続人が多い場合は、家族への相続割合や相続させたい資産などを記載した遺言書も作成しておくと良いでしょう。

 

なお、遺言書は相続財産に関することに効力を発揮する書類です。自身の財産を誰に、どれくらいの割合で遺したいのか、相続の割合や遺産分割方法の指定、家族・親族ではない人(法定相続人以外の人)や団体に財産を遺したい・寄付したい場合の指定などが可能です。

 

② 所有財産の整理と財産目録の作成
自分の死後、大切な財産をどうしたいのかを明確にしておき、家族や周囲の人が困らないようにしましょう。
自身の財産を定期的に確認しておけば資産寿命も算出しやすくなるため、今後の人生をどう過ごすか考えるうえでも欠かせない作業と言えます。

 

○財産の例
■預貯金
■借金・債務
■株式・投資信託などの有価証券
■ゴルフ会員権やリゾートホテル会員権
■土地、家などの不動産
■絵画、宝石、骨董品など
■車

 

財産の洗い出しができたら、財産目録に財産の種別とその時点の金額(評価額)、金融機関名や暗証番号、通帳・カードの保管場所などを記載していきます。
財産目録は紙でもExcelでもかまいません。
作成・保管しやすく、万が一の際は家族にスムーズに共有できる方法を選ぶと良いでしょう。
財産目録の作成で注意したいポイントは、値動きが激しい金融商品の整理です。

 

③ エンディングノートの作成
エンディングノートとは、財産目録や遺言書には書ききれない情報や希望、伝えたいことを書き出すためのノートです。

 

財産目録や遺言書に記載しない基礎情報や社会保険情報、さらにお墓や葬儀の希望も細かく書いておけば、遺族がスムーズに死後の手続きを進められるでしょう。

 

エンディングノートに書く内容に決まりはないため、人生を振り返るつもりで希望や思いを書き出していくのも良いでしょう。書いていくうちに、残りの人生をどう生きたいのかも整理できるのではないでしょうか。

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