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お仏壇の処分方法について ②

 

お仏壇を処分する方法としては、大きく分けて以下の4つが選択肢としてあります。
 
①自治体
②菩提寺
③仏具店
④不用品回収業者
 
①自治体
お仏壇を処分する手段として、自治体のゴミ収集を利用する方法もあります。
自治体が定める方法に沿って、粗大ゴミとして処分する方法です。
信仰心があまりない方は、この方法を選ぶのもひとつの手です。
自治体のゴミ収集には、以下のようなメリットがあります。
 
■面倒な手続きの手間が省ける
 
粗大ゴミの回収手続きは必要ですが、菩提寺や仏具店などのように時間のかかる手続きや挨拶が不要なので、処分が楽に終わる点がメリットです。
一方で、以下の点には注意が必要です。
 
■回収場所まで運搬する必要がある
■親族からよく思われない可能性もある
 
粗大ゴミ回収では、自治体の指定した場所まで、対象物を運搬する必要があります。重いお仏壇を一定距離運ぶのは、力仕事となるでしょう。また、ゴミ捨て場に捨てる行為に対し、不快に感じる親族がいるかもしれない点にも、注意が必要です。処分の前に、親族間でよく話し合っておくことをおすすめします。
 
②菩提寺
お仏壇を信仰の対象としている場合は、菩提寺で供養してもらうのがおすすめです。菩提寺では処分だけでなく、仏事に関するさまざまな相談に対応してもらえます。
菩提寺に仏壇を処分してもらうメリットは、以下のとおりです。
 
■閉眼供養も含めて丁寧に供養してもらえる
■新しい仏壇の購入に関しても相談できる
 
法要などで普段から菩提寺にお世話になっている場合は、なじみのある場所で、丁寧に供養してもらえる安心感を得られるでしょう。また、閉眼供養もしてもらえるので、先祖に感謝を込めながらお仏壇を処分できます。
さらに同じ菩提寺で、新たなお仏壇の購入など、仏事に関する相談ができるのもメリットです。
一方で、菩提寺にお願いする注意点としては、以下のようなものが挙げられます。
 
■菩提寺とのさまざまな付き合いが面倒
■菩提寺とは、長きにわたって、檀家としてお勤めなどの付き合いをしていく必要があります。こうした付き合いを、面倒だと感じてしまう方も少なくないでしょう。
 
 ③仏具店
お仏壇の処分方法として、仏具店にお願いする方法もあります。仏具店は、仏具全般を普段から扱っているため、仏壇の取り扱いにも慣れており、処分をスムーズに進めてもらえるでしょう。
 
仏具店に処分をお願いするメリットは、以下のとおりです。
 
■処分の段取りがスムーズ
■頼めば運搬もしてもらえる
 
前述したように、仏具店での処分はとてもスムーズに進められるので、スピーディに作業を終わらせたい方におすすめです。
また、お願いすれば、運搬も任せられる店舗が多いでしょう。
 
一方で、仏具店でのお願いには、デメリット、注意点もあります。
 
■新しく仏壇を購入しない場合は処分を頼みづらい
■仏具店は仏具の販売を主な目的としているため、購入をせずに処分だけをお願いするのは、気が引ける方も少なくありません。
 
 ④遺品整理業者
遺品整理業者に処分をお願いする方法です。遺品整理業者は、運び出しから引き取りまですべて一括して行ってくれるので、利用者の手間が大幅に削減されます。
 
費用は業者によって異なりますが、仏壇と一緒に他の不用品も引き取ってもらうことで、お得に家財を整理できるでしょう。

遺品整理業者にお願いするメリットには、以下のようなものが挙げられます。

 
■利用者の手間が少ない
■他の不用品処分も頼める
 
前述したように、利用者が運搬する必要がないので、労力を軽減できる点がメリットです。また、遺品整理業者はあらゆる家電や家具などを取り扱っているため、お仏壇と一緒に、不要な家財を回収してもらうこともできます。
 
一方で、遺品整理業者に頼む際には、以下のような注意点もあります。
 
■閉眼供養には対応していない業者もある
 
不用品回収業者の中には、閉眼供養までは対応していない業者もあります。
 
従って事前に確認したうえで、閉眼供養の手配を自分でする必要がある点に注意しましょう。
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